『♪たん、たん、たんかれトニック!』タンカレー・ジン
好きな人多いですよね、タンカレー・ジン。
BAR ALBAでもジントニックをオーダーいただいた時に、タンカレーを指定されるかた多いです。
あの透明グリーンのボトル、真っ赤な『T』のマークが、なんかカッコいい。
私だけ?
20歳の時に職場の先輩にバーへ連れて行ってもらいました。
神戸、三宮。
駅前のビルを地下へ降りて行ったところにあるBARでした。
人生初のBAR。
先輩は、タンカレーをキープしていました。
ボトルを見た時
「うわぁ!カッコいい!」
と思ったのを覚えています。
グリーンのボトルが、とてつもなく大人のカッコいい飲み物に見えました。
タンカレーってどんなジン?
タンカレーは、1830年に誕生。
つくった人は「チャールズ・タンカレー」
チャールズ・タンカレーが20歳の時に、イギリス、ロンドン、大英博物館などがあるブルームズバリーというエリアに蒸溜所(⇒ジン工場)を建て、タンカレーの製造をはじめました。
蒸溜所の名前は、ヴァイン・ストリート蒸溜所
おそらく、ブルームズバリーにあったヴァイン・ストリートという通り沿いに建設。
通りの名前をつけてヴァイン・ストリート蒸溜所。だと思います。
事業継承、合併
1868年にチャールズ・タンカレーは58歳で亡くなりました。
その後、息子のチャールズ・ワゥ・タンカレーが事業を引き継ぎました。
ワゥが事業を引き継いだ時は、父親が事業を始めた時と同じ20歳でした。
ワゥは事業を成長させる方法を模索。
1897年に、ゴードンジンの会社と話し合い、翌年に会社を合併。
タンカレー・ゴードン・アンド・カンパニーを設立しました。
ゴードンジンをつくっている工場でタンカレーの生産も行われるようになりました。
1941年、第二次世界大戦の空襲で工場はほぼ破壊されます。
蒸留器が、ひとつだけ生き残りました。
その後は、工場の再建。
人気が高まり生産量を増やすために大きな工場を建設し、そちらへ移転などしました。
現在は、イギリス、スコットランドのキャメロンブリッジ蒸溜所というところで造られています。
この工場では、タンカレーのほかに、ゴードン・ジン、スミノフ・ウオッカ、スコッチウイスキーのキャメロンブリッジなどがつくられています。
消火栓ではありません。
タンカレーは、今おなじみの形のボトルになるまでに、数多くの異なる形のボトルで販売されていました。
1948年に現在の形になりました。
よく、ボトルの形は、ロンドンの消火栓の形からデザインされた。といわれていますが、そうではなく、カクテルを作るときのシェイカーの形からデザインされたようです。
カクテルづくりに使ってほしいという想いからでしょうか?
ちなみに、タンカレー・ナンバーテンというジンのボトルは、オレンジなどのジュースをしぼるときに使うスクイーザーの形がボトルの底にデザインされています。
ナンバーテンを造るときに、レギュラーのタンカレーには使われていない柑橘系のフルーツが使われています。
飲んだ時にあふれる柑橘感。
しぼりたての柑橘フルーツのようなフレーバーを楽しんでほしいという想いからのデザインだと思います。
タンカレーの味を決めるもの
ジンというお酒は、ウォッカのようなクリアなアルコールに植物で風味付けしたものをジンといいます。
植物とは、実、木や果実の皮、葉、根、種などのことです。
タンカレーで使用されている植物は
ジュニパーベリー
ジン特有の爽快感のある香りは、このジュニパーベリーからきています。
コリアンダー
パクチーともいわれる植物で、ジンに使われるのは実の部分。
レモンのような香りをジンにあたえます。
リコリスの根
ジンにほのかな甘みと、アニスに似たフレーバー(中華料理に入っている八角のような)をあたえます。
アンジェリカの根
それぞれの植物のまとめ役になります。
これがないとバラバラな香味になるのを、うまくまとめる役割があります。
どこかの道端にアンジェリカが咲いているのでしょうか?
どうやって飲むのが好き?
タンカレーどうやって飲むのが好きですか?
やっぱりジントニック?
マティーニ?
ギムレット?
ロックで?
う~ん、どれもいいですよね。
ビニシー巡りから、うってかわって大人のバーへ
このギャップが相手の心をつかむ‼
BAR ALBAのブログでは毎週、お酒やカクテルをわかりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。
そして、ぜひBAR ALBAへお越しください。
天満とは思えない落ち着いた雰囲気の中で味わうタンカレー。
今夜は9時のヒロインといっしょに…
♪タンタンタンタン
タンカレーを楽しみましょう♫