『2度と飲めないウイスキー』ジャパニーズウイスキー 桜尾 戸河内

SAKURAO TOGOUCHI
桜尾 戸河内

2017年12月に稼働した新・ウイスキー蒸留所『桜尾蒸溜所(さくらおじょうりゅうしょ)』
※蒸溜所⇒ウイスキー工場
 

そして、この蒸溜所から2021年7月1日にでた新ウイスキー「桜尾(さくらお)」と「戸河内(とごうち)」

「なんで、新しい蒸溜所なのに二度と飲めないのよ?」

それは、この桜尾と戸河内が、桜尾蒸溜所の『第一号ウイスキー』だから。

いちばん初めに発売されたウイスキー、第一号ウイスキーを味わう体験は当然一度だけ。

二度と出来ません。

サントリーやニッカの第一号ウイスキーは、もう二度と味わうことができませんよね?
 

左:サントリー第一号ウイスキー『白札』 右:ニッカ第一号ウイスキー『ニッカウイスキー』

それだけ第一号ウイスキーは貴重ということです。

「桜尾の第一号ウイスキー飲んだことあるよ。」

「えぇっ、すご~い!」

10年20年とたった時に、桜尾蒸溜所の第一号ウイスキーを味わった体験は、人に自慢できる貴重な体験となるでしょう。

「蒸溜所は、どこにあるの?」

広島県広島市の西側、廿日市市(はつかいちし)の桜尾というところにあります。
 

海のすぐそばに蒸溜所は建っています。
 

1918年に創業した中国醸造という会社が創業の地、廿日市市桜尾に蒸溜所を建てました。

中国醸造は2021年に社名を変更しました。

新社名は『サクラオ・ブルワリー・アンド・ディスティラリー』

「なんか酒屋さんで、桜尾とか戸河内ってお酒、前から売ってたよ?」

はい。

そうなんです。

売ってるんです。

桜尾は、ジンです。
 

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広島産のレモンなどを使ったジンもつくっています。

最近の新しいウイスキー蒸溜所でよくあるパターンです。

ウイスキーはつくっても、樽に入れて何年間か寝かせてからでないと売れません。

つくりはするもの売れないのでお金が入ってこない。

先のことを考えて、それでもつくり続けないといけない。

原料を買ったりなどお金はいる。

ということで、ウイスキーづくりの設備を使って、ジンをつくり発売します。

ジンの場合は、つくったらすぐに販売できるので、ウイスキーが熟成するまでの間の収入になるということです。

ジンというのは、アルコールにジュニパーベリーという植物と、ほかの植物やフルーツなどで風味づけしたお酒です。

ジンは、ジュニパーベリーは必須なのですが、それ以外の植物やフルーツなどはなんでも入れて大丈夫なので、その地元の特産品などを使ってつくられることがよくあります。

つまり特徴を出しやすい。

そして、戸河内のほうは、海外から輸入したウイスキーと国内のウイスキーをブレンドしたウイスキー。
 

で、今回紹介する、新しくでた桜尾と戸河内は、シングルモルトウイスキーです。

シングルモルトウイスキーとは、発芽させた大麦を原料にしたウイスキーで、一か所の蒸溜所のウイスキーだけを瓶につめたものをシングルモルトウイスキーといいます。

ほかの蒸溜所のウイスキーを混ぜてはだめということです。

「桜尾と戸河内って、何がちがうの?」

ウイスキーを寝かせておく場所がちがいます。

桜尾は、蒸溜所の横にある熟成庫で寝かせたウイスキー。

戸河内は、桜尾蒸溜所からずっと北、中国山地の山あいにある町、安芸太田町(あきおおたちょう)戸河内。
 

そこにある熟成庫で寝かせたウイスキー。

熟成庫とは、ウイスキーを木の樽に入れ、その樽を置いておく倉庫のことです。

ちなみに、戸河内の熟成庫は、鉄道のトンネルだったものを熟成庫にしています。
 

熟成庫のなかで、ウイスキーは何年間もねむり熟成していきます。

「寝かせる場所がちがうと何かちがうの?」

寝かせる場所が変わると、同じ蒸溜所でつくったウイスキーでも味、香り、熟成の進むスピードが変わります。

ウイスキーは寝ている間、樽の木をつうじて外の空気とふれるので、その熟成庫の空気の香りがウイスキーにつきます。
 

桜尾の場合、すぐ海のそばにあるので、年間を通じて潮の香りが熟成庫にただよっているので、できあがったウイスキーは、ほんのり潮の香りのするウイスキーになります。

戸河内の場合は、森の中にあるので緑や木々の香り。

桜尾の熟成庫は、一年を通じて気温差が大きいそうで、そういった環境ではウイスキーの熟成は早く進みます。

たいして、戸河内が標高の高い森の中で、気温差は少ない。熟成はゆっくりと進んでいきます。
 

ならべて比較してみると

今回の桜尾と戸河内は同じ時につくられ、それぞれの熟成庫で約3年熟成されたものです。

色は

桜尾は三年でもう琥珀色。

に対して、戸河内は透明とまではいかないですが、ほんの少し色がついたという感じです。

それぞれの熟成庫での熟成のスピードのちがいが、よくわかります。

味などは
 

桜尾は、潮の香りがほんのりと。

トロリとした口当たり。

ほのかに煙のような香りがただよいます。
 

戸河内は、キレがいい。

和菓子のようなやさしい甘み。

くせがない。

正直、まだ若い。

あじわい、香りとが。

戸河内のほうが特に若い。

桜尾は、ほんの少しだけ熟成感を感じるが…

しかし、何年も熟成をかさねる「おいしくなるだろなあ」と思わせる酒質ですね。

戸河内のほうは熟成がゆっくり進むが、そのぶん12年とか18年たったころには華やかないいウイスキーになりそうなポテンシャルがありますね。

これからが楽しみ。

今のうちに若い桜尾と戸河内を飲んでおいて、12年とか経った時にどう味や香りが変化したかというのを楽しむという方法もありかなと思います。

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ぜひご覧ください。

そして、ぜひBAR ALBAへお越しください。

天満とは思えない落ち着いた雰囲気の中で味わう桜尾と戸河内の第一号ウイスキー。

こんな言葉をご存じですか?

「チャンスの神様は前頭だけに毛があり、うしろ頭ははげている。これに出会ったら前髪をとらえよ。のがせば神様でもこれをとらえることはできぬ。」
 

チャンスの神には、前髪しかない!

チャンスに出会ったときには、すぐに行動しましょう。

いろいろ考えてから行動したのでは、もう、そのチャンスとは二度と出会えません。

「あぁ、あの時飲んでおけばよかった…」

と、ならないようご注意を。

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