『おっぱい、くびれ、ういすきー』スコッチウイスキー ジュラ12年
見事なボディだった。
「じゅ、12歳!」
信じられなかった。
胸と腰は艶めかしい丸みを帯びている。
私はそっと、くびれに手をやった。
なめらかな肌触り。
我慢できず、ボディをつかみ押したおした。
すると、トクトクトクっと、ボディから液体が溢れ出た。
「なんだ!この甘く誘うような香りは?!」
狂おしい衝動に駆られ私はたまらずその液体に口をつけた。
その瞬間、身体がメラメラメラと燃えるように熱くなった。
「なんだ、これは?!」
そしてもう一度液体を口に。
すると今度は、頭の中が、ふわふわっとかつて経験したことのない浮遊感に染まっていった。
「あぁ〜、気持ちいい…」
「もっと欲しい」
しかし、これ以上は
あぁ、もうどうなってもいい
我慢できず、もう一度押したおし、溢れ出る液体を楽しんだ。
何度楽しんだのだろう…?
いつの間にか眠ってしまった。
目を覚ますと私一人だった。
ふと横を見ると、空のグラスとスコッチウイスキー・ジュラのボトルだけが残っていた。
◆スコッチウイスキー『ジュラ12年』
イギリス、スコットランド、グレートブリテン島の西にあるジュラ島という島。
この島にある、ジュラ蒸溜所でつくられているウイスキー。
※蒸溜所⇒ウイスキー工場
アメリカのバーボンウイスキーの熟成に使っていた樽で熟成。
その後、スペインのシェリー酒の熟成に使っていた樽に移し替えて熟成。
濃くない。
軽やかな飲み心地。
少し甘い。
ほのかに煙の香り。
スッキリタイプがお好きならぜひ飲んでみて。
ハイボール良いですよ。
◆鹿の島
ジュラ島の『ジュラ(JURA)』は、北欧の古い言語の「鹿」に由来すると考えられています。
ジュラ島は、現地では『アイル・オブ・ジュラ(ISLE OF JURA)』といいます。
アイルとは、島という意味です。
つまり、ジュラ島とは『鹿の島』という意味です。
それはなぜか?
ジュラ島には、200人ほどの人たちが住んでいますが、鹿は、人口を大きく上回る5000頭以上が生息しています。
ちなみに、奈良公園の鹿の数は、約1000頭。
昔からたくさんの鹿が生息していて北欧の人たちがジュラ島に来た時に「ここは鹿の島だ」と言って、名づけられたのだと思います。
◆おっぱい山
ジュラ島には、3つの高い山があります。
名前を『パップス・オブ・ジュラ(PAPS OF JURA)』
パップスとは、古い北欧の言葉で『オッパイ』という意味です。
おおきなオッパイが3つも。
なにカップ?
何でイギリスのスコットランドなのに北欧の言葉が名前の由来になってるの?
ジュラ島や近辺の島々は昔、北欧のバイキングに支配されていた歴史がありました。
だから、北欧の言葉由来の名前が残っているところがあるのです。
◆1984
イギリスの作家でジャーナリストのジョージ・オーウェル(1903-1950)。
近未来の世界を描いた近代文学の傑作といわれる『1984年』の作者。
『1984年』は、村上春樹が小説『1Q84』を書くきっかけになった作品。
1947年、ジョージ・オーウェルは『1984年』執筆のために、父親のルーツであるジュラ島に行きました。
荒れた農場にこもって、1948年に『1984年』を書きあげました。
◆ビニシー巡りから、うってかわって大人のバーへ
このギャップが相手の心をつかむ‼
BAR ALBAのブログでは、毎週、お酒やカクテルをわかりやすく解説しています。
ぜひ、ご覧ください。
そして、ぜひBAR ALBAへお越しください。
天満とは思えない落ち着いた雰囲気の中で味わうジュラ12年。
最近時間がたくさんあるので、小説でも書こうと思った。
閉店後のカウンターで、何を書こうか考えながらボトルたちを眺めていたら、ジュラ12年のボトルが「私を書いて。」と言っていた。
艶めかしいスタイルのボトルを見ながら書いていると、どうしても官能小説になってしまう。
そんなウイスキーです。
◆ジュラ12年 40%
価格 1300(税別)