最近おいしいと思った新しいウイスキー『津貫』

マルス津貫 2025 エディションのシングルモルトジャパニーズウイスキーのボトル

乱立

もう何年になるだろう?

ウイスキーがブームになって。

新しいウイスキー蒸溜所(蒸溜所→ウイスキー工場)が一気にたくさんできた。

日本だけじゃない。

アメリカ、スコットランド、アイルランド、それ以外の国でも。

正直言って新しいウイスキーは興味なかった。

理由はいくつかあるが、ひとつはまだ若いということ。

そしてもうひとつはその若い熟成年数に対して値段が高すぎること。

だから、新しい蒸留所のウイスキーは飲もうと思わなかった。

以前にもブログに書いた広島の新しいウイスキー桜尾や戸河内を買って飲んでみたが、やはり、まだまだ熟成年数が若い。

ある日、酒屋さんの案内を見て、新しい蒸溜所のウイスキーには興味はなかったが、惹かれて買ってみたのが津貫(つぬき)だった。

飲んでみるとびっくりした。

まだ蒸溜所ができて、10年も経っていないのに、けっこう熟成感もあり、なにより最初に甘さを感じて、シェリー樽の特徴がよく出ていた。

最近のシェリー樽熟成のウイスキーは、あまり良いものに出会うことがなくなった。

良いものに出会わなくなったというのは、味的においしいシェリーの味を感じるものが少ないという意味。

しかし、この津貫はシェリー樽の良さがよく出ている。

私は作り手ではないのでわからないけど、多分いいシェリー樽を使っているんだろうと思う。

きっと、マッカランを美味しいと思うなら、津貫は絶対おいしいと感じるはず。

津貫

津貫は鹿児島で造られているウイスキー。

名前そのまま、津貫という場所にある「マルス津貫蒸溜所」で造られている。
 

シングルモルトウイスキー。

本坊酒造という会社が、建てた蒸溜所。

津貫は本坊酒造の創業の地。

本坊酒造は、焼酎の事業からスタート。

今は焼酎、ウイスキー、ワインなども製造。

工場は鹿児島以外に、山梨、長野などにもある。

津貫蒸溜所は、2016年にできたまだ新しい蒸溜所。

でも本坊酒造は、古くからウイスキーを作っている(1949年から)。

岩井

本坊酒造は、1949年、ウイスキー製造免許を鹿児島で取得。

顧問である岩井喜一郎の指導のもと、ウイスキー製造を開始します。

岩井喜一郎は、摂津酒造という会社にいた。

そこで部下だった「竹鶴政孝(のちのニッカ創業者)」に日本でもウイスキーを作るので、作り方を学ぶためにスコットランドへ行くように命令。

竹鶴は、何年かスコットランドでウイスキー工場で働きながら、ウイスキー造りのノウハウを学ぶ。

帰ってきた竹鶴は、岩井にウイスキー造りについてのノウハウをまとめたノートを渡す。

しかし、その頃日本は景気が悪く、摂津酒造は新たにウイスキー造りにお金をかける余裕がなくなっていた。

その後、竹鶴は、サントリー創業者の鳥井信治郎と山崎蒸溜所を作り、初代工場長として、ウイスキーづくりを始める。

その後、独立して、ニッカを創業。

岩井は、本坊酒造の顧問に就任。

ウイスキー部門の計画を任され、竹鶴のノートをもとにウイスキー造りを始める。

「岩井」という名前のウイスキーも本坊酒造から発売されている。
 

火星

販売するウイスキーのブランド名を「マルス」という名前にした。

マルスとは、本坊酒造創業当時からのイメージシンボルである「星」にちなみ、一般公募で選ばれた 「マルス (火星)」と名付けられ販売を開始。
 

おすすめの飲み方

津貫の濃厚な甘さを楽しむなら、ストレート、もしくはロックで。
 

マルス津貫 2025 エディションをグラスに注いだバーカウンターでの提供シーン

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