『火のない所に煙のにおいのマルガリータ?』カクテル スモーキー・マルガリータ

SMOKY MARGARITA
スモーキー・マルガリータ

見た目はふつうのマルガリータ。

なのに、ひとくち飲むと、奥からやってくる『煙!』。

この新しいマルガリータ。

その名も『スモーキー・マルガリータ』

「なんで?マルガリータで煙のにおいがするのよ?」

それは、メスカルが入っているからです。

「メスカル?」

メスカルとは、メキシコでつくられているお酒。

テキーラの仲間。

いや!

テキーラが、メスカルの仲間なのです。

「どゆこと?」

メキシコでアガベという植物を原料にしてできたお酒をメスカルといいます。
 

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そして、メスカルの中でも、決まった地域(テキーラ5州といわれる)でつくられたメスカルが「テキーラ」と名前をつけてよい。ということになっています。

「で、煙のにおいは?」

メスカルの原料のアガベはするどい葉をもった植物で、その葉を取りのぞくと丸い形の茎がでてきます。
 

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見た目がパイナップルに似ていることから丸い茎の部分を「ピニャ(スペイン語でパイナップルの意味)」と呼びます。

重さは、30㎏から、大きいものなら100㎏にもなるそうです。

収穫したピニャをかかえて運んでいるところを見ると大きなバランスボールをかかえているような感じでした。

ちなみにメスカルに限らず、お酒というものはを造るには、甘い糖分が必要です。

なぜなら、糖分を酵母という生き物が食べ、酵母がアルコールと炭酸ガスを出す。

これを利用してどんなお酒も造られています。

だから、メスカルをつくるのにも糖分が必要なのですが、アガベのピニャには糖分はありません。

じゃあ、どうするのかというと、ピニャを加熱します。

加熱することによってピニャの中のでんぷんが糖分に変わるのです。

メスカルの場合、まず大きなおわん型の穴を掘り、その穴の真ん中でたくさんの薪に火をつけ燃やします(たき火を想像してください)。
 

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その燃えている薪をたくさんの岩でおおいかくします。

そして、その岩の上にピニャを積んでいきます。
 

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そうすると、木を燃やしている熱でピニャが加熱されるのですが、この時に煙がピニャについて、煙の香りがつくのです。

燻製のような感じですね。
 

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だから、できあがったメスカルは、煙の香りがするお酒になります。

「ながいよ!説明が。」

で、このメスカルを使ってつくったマルガリータは、飲んだあとに鼻から煙の香りがぬけていく新しいマルガリータ。

レシピは

メスカル(イリーガル・レポサド) 25ml

テキーラ(カサドレス・ブランコ) 10ml

ホワイトキュラソー(デカイパー・トリプル・セック) 15ml

ライムジュース 10ml

※カッコ内はブランド名

ふつうのマルガリータに飽きたあなたに、この新しいマルガリータを。
 

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