SINGAPORE SLING
シンガポールスリング
レシピが2つのカクテル
シンガポールスリングというカクテル知ってますか?
①ジン
②チェリーのお酒
③レモンジュース
④ソーダ
上記の4つの材料をミックスしたカクテル。
レモンとソーダのさわやかさの中に、ほのかにチェリーの香りと甘みを楽しめる飲みやすいカクテルです。
色は透明感のある赤色。
このカクテルは名前のとおりシンガポールで誕生。
シンガポールの高級ホテル、ラッフルズホテルにあるバー、ロングバーでつくられました。
しかし、このバーでシンガポールスリングをオーダーすると、ちがったものがでてきます。
カラフルなピンク色。
トロピカルな甘い味。
味も見た目もぜんぜんちがう。
使っている材料が多い!
①ジン
②チェリーのお酒
③パイナップルジュース
④ライムジュース
⑤オレンジのお酒
⑥ベネディクティンという薬草のお酒
⑦赤色のシロップ
⑧アンゴスチュラ・ビターズという薬草のお酒
全部で8種類も入れます。
なぜちがう?
シンガポールスリングが生まれた当時、シンガポールは香港とともにヨーロッパ人(とくにイギリス人)に人気の観光地でした。
東洋のエキゾチックな雰囲気、そこで飲むこれまたエキゾチックな見た目と味わいのカクテルは、観光客に大人気となりました。
そしてそのニュースがイギリスへとわたります。
イギリスのロンドンにある高級ホテルのサボイ。
そのホテルのバーテンダー、ハリー・クラドックがレシピをバッサリと改良しました。
それが最初に紹介した4種類のレシピのシンガポールスリングです。
そのレシピを「サボイ・カクテルブック」というカクテルのレシピ集の本に載せました。(この本はバーテンダー界では有名な本)
そして、4種類のレシピのシンガポールスリングが世界に広まりました。
シンプル イズ ベスト
現在、元祖のほうは「ラッフルズ・シンガポールスリング」や「ラッフルズ・スリング」とよばれています。
元祖なのに。
まあしかし、ハリー・クラドックがレシピを改良していなかったらシンガポールスリングというカクテルは世界に広まっていなかったかもしれませんね。
現在世界に知られているスタンダード・カクテルは、どれも少ない材料でつくれるシンプルなレシピのものばかり。
私もなんか考えてみようかな?
世界中のバーでつくられるようなオリジナルのカクテルを。
ビニシー巡りから、うってかわって大人のバーへ。このギャップが相手の心をつかむ‼
ぜひBAR ALBAへお越しください。
大阪のエキゾチックな街、天満のBARで味わうシンガポールスリング。
BAR ALBAでは、どちらのシンガポールスリングもお楽しみいただけます。