『絶倫じいさん』オールドパー12年 スコッチウイスキー

OLD PARR AGED 12 YEARS
オールドパー12年

イギリス、スコットランドのウイスキー。

19世紀後半に誕生。

スコットランド人の兄弟、ジェームズとサミュエルが生みの親。

オールドパーとは『トーマス・パー』という人物の愛称です。

トーマス・パーは、イギリスでは知らない人がいないくらい有名な歴史上の人物だそうです。

イギリス人の農夫だったのですが、なぜ有名かというと、1482年に生まれて152歳まで生きました。

しかも、最初に結婚したのが80歳の時で、二人の子供をもうけます。

122歳の時に奥さんが亡くなると、再婚して子供が一人できます。
 

ラベルの人物がトーマス・パー

どんだけ元気なの!?

152歳の時にイギリス国王が会いたいということで、ロンドンへ行きます。

国王が長寿の秘訣を聞くと、トーマス・パーは、「特別なことはしていません。しいて言えば、105歳の時に不倫がばれて、公衆の前で懺悔させられたことです。」と答えたそうです。

そのまま、ロンドンで住むことになりましたが、しばらくするとあっけなく亡くなってしまいました。

死因は食べすぎによる急死でした。

質素で規則正しい農夫だったのに、生活が急変したことが寿命を縮めてしまったようです。

国王の命令により、ウエストミンスター寺院に埋葬されることになりました。

ウエストミンスター寺院といえば、歴代の国王やシェイクスピアなどの芸術家が眠る寺院です。

一人の農夫がそんな由緒正しい寺院に埋葬されるなんてすごいですね。

あやかりたい

長生きしたトーマス・パーにあやかろうと、ウイスキーの名前を『オールドパー』としました。
 

日本に初めて紹介されたスコッチウイスキー

1873年、岩倉具視が欧米視察に行き、持ち帰った荷物の中にオールドパーがあり、「日本に初めて紹介されたスコッチウイスキー」といわれています。

それ以降、貴族や政治家などに愛されるようになりました。

首相だった吉田茂や田中角栄も愛飲していました。

ブレンド

オールドパーは、いろいろな蒸溜所(⇒ウイスキー工場)のウイスキーをブレンドして造らています。

ブレンデッドウイスキーと呼ばれるタイプのウイスキーです。

ブレンドのメインになっているのは、スコットランドのスペイサイド地区にある、クラガンモアという蒸溜所のウイスキーです。

華やかな香り。

味わいは、ほのかな甘味があり、しっかりしている。

奥にスモークの香り。

まさに、デラックス・スコッチといった味わいのウイスキーです。

どんな飲み方でもおいしいので、お好きな飲み方でお楽しみください。

私は水割りが好き。

ぜひBAR ALBAへお越しください。

天満とは思えない落ち着いた雰囲気の中で味わうオールドパー。

男性のみなさん。

これを飲んで、トーマス・パーにあやかりましょう!
 

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