よめない、ちょうちん

7月にはいると、なぞのちょうちんが出現する。
 

天神橋筋商店街に飾られた天神祭のちょうちん。「奉燈」の文字が篆書で書かれている。
天神橋筋商店街に飾られた天神祭のちょうちん。「敬義」の文字が篆書で書かれている。

上の画像のちょうちんは、私の店、BAR ALBA(バー・アルバ)がある、天神橋筋四丁目北商店街にかざられているちょうちん。

天神祭が近づくといつもかざられる。

なんて書いてあるのかわからない。

わかります?

そういえば、なにかで、ちょうちんの字が読みにくいのは、わざとで、商店街の場合は、通りを歩いてる人が、店の人に何と書いてるのかたずねて、そこからコミュニケーションが生まれる。

そのためにわざと難しい字で書いてある。と読んだことがある。

場所によっては、家の前に飾られてる場合があり、その場合は、そこのエリアに住む人と、通りすがりの人とのコミュニケーションを生むため。

で、店をやって12年目。

ということは、天神祭のちょうちんを12回見ているけど、今まで字の意味を知らず、また商店街の人に聞かなかった。

というか聞くのを忘れていた。

で、今年、祭りの準備の時に思いだし、聞いてみた。

相手は、もう何十年も昔から商売していらっしゃる大先輩。

で、答えは、

「いやぁ~、わからんわぁ、なんて読むんやろぅ?」

わぁお!

近くにいた、もうひとり別のご長老も、

「わからんわぁ‥」

ふたたび、わぁお!!

誰もわかってませんでした‥

「今度、神社の人にあったら聞いといて‥」

ということで、20日の日に、大阪天満宮で、祭りの準備の手伝いに行ったとき、神社の人に聞いてみました。

すると、いちまいのプリントをいただきました。
 

 天神祭で各町に掲げられているちょうちんの説明が書かれたプリント。

そこには、大阪天満宮の氏地で祭りの時にかざられるちょうちんの一覧と、それぞれ書かれている文字の意味が書かれていました。

書かれていることを、そのまま記載しますね。
 

表面に「敬義」、裏面に「奉燈」と篆書で朱記する。

「敬義」は『易経』にみえる「敬義立而德不孤」が出典。

「敬義(恭敬と義理)を立ててこそ、徳は理解される」という意。

天神祭 今昔提灯物語より

どうですか?

これでわかりましたか?

って、いや、わからんてぇ‥

篆書

『敬義』と『奉燈』の意味はとりあえず置いといて、

『篆書』なんてよむの?

見たことないわ、こんな字。

『てんしょ』とよむそうです。

今話題のAIに教えてもらいました。

しかし、わかりにくいので、「小学生にもわかるように説明して」と言ったら、

もちろんです!篆書(てんしょ)について小学生にもわかるように説明しますね。

篆書は、中国の昔の文字の書き方の一つです。とても古い時代に使われていました。篆書の文字は、線が均一で、形がきれいで対称的です。だから、印鑑や石に刻む文字としてよく使われます。

朱記

赤い字で書くこと。

でも黒いけどなぁ。字。

ほかのとこは赤いのかな?

奉燈

先に奉燈から。

「奉燈」は、神様や仏様の前に灯り(あかり)をお供えすることです。

例えば、お寺や神社で見かける灯籠(とうろう)やろうそくのことを指します。

これらの灯りは、神様や仏様に感謝の気持ちを伝えるために使われます。

で、敬義

易経(えききょう)とは、むかし、むか~しに書かれた中国の古い古い本ですね。

で、『敬義立而德不孤』の敬義(けいぎ)とは、調べてみると、以下のようです。

人を敬する気持ちを忘れずに、大義に順って事を爲すから、その人德が周りの人から認められて孤立することはない。

うん、まだちょっとわかりにくいから、ふたたびAIさんにわかりやすく説明してもらいました。


「人を敬う気持ちを忘れずに、大事なことをするから、その人の良さが周りの人に認められて、ひとりぼっちにならない。」


もっと詳しく

  • 人を敬う気持ちを忘れずに:他の人を大切にする気持ちをいつも持っていること。
  • 大事なことをするから:正しいことや大事なことをちゃんとやること。
  • その人の良さが周りの人に認められて:その人が優しいとか、正しいことをしているという良い部分がみんなにわかってもらえること。
  • ひとりぼっちにならない:周りの人たちから離れず、いつも仲良くしてもらえること。

つまり、他の人を大切にして正しいことをすると、みんながその良さをわかってくれて、友達がいっぱいいるようになるという意味です。

だそうです。

これで、きかれたら答えられるようになりました。

きかれることあるかなぁ?

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