大阪カクテル万博|フランス編

スーズのボトルとスーズ・トニックのグラス。明るい黄色のカクテルが夏らしい一杯。

「大阪カクテル万博」フランス編で、

選んだカクテルは「スーズ・トニック」という、少し聞き慣れないカクテル。

なぜフランスで、スーズ・トニックなのか?

それは、“万博”に深く関係があります。


万博つながりの一杯

「スーズ」というフランスのお酒があります。

「スーズ」が世に出たのは1889年。

そして翌1890年、スーズが、パリで行われた万博で金メダルを受賞します。

明るい黄色の液体、珍しいボトルデザイン、そして苦味のある味わい。

当時としてはとても個性的で、それが多くの人に新鮮に映ったのでしょう。

ちょうど今年2025年、大阪でも万博が開催されています。

そんな「万博の年」に、“万博をきっかけに広まったお酒”を紹介するのは、少し粋な選択かもしれません。


スーズって、どんなお酒?
 

 1889年創業のフランス薬草リキュール「スーズ」のボトル。クラシックなラベルが印象的。

「スーズ」は、フランスの伝統的な薬草のお酒。

ゲンチアナという植物の根っこからつくられています。

この植物は古くから胃の調子を整える薬草としても知られ、

スーズにもその名残りが感じられます。

味わいは、ほろ苦くて、すっきり。

日本ではあまり馴染みがありませんが、フランスでは今も

ビストロや家庭で「静かに楽しむ食前酒」として飲まれ続けています。


スーズ・トニックという楽しみ方

BAR ALBAでは、このスーズをトニックウォーターで割ってご提供します。
 

スーズ・トニックのアップ。氷と気泡がきらめく、爽やかな苦味のカクテル。

ほんの少しレモンを添えて、香りに明るさを加えています。

クセのある味わいなのに、不思議とすっと入ってくる。

ほのかな苦味が心地よく、気づけばグラスが空になっている。

そんな“あとを引く”感覚こそ、このカクテルの魅力です。


この万博の夏、パリ万博で金メダルをとった“ちょっと変わったフランスの味”を、

ぜひ天満の隠れ家バーでお楽しみください。
 

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