大阪カクテル万博|イタリア編

今週の主役は、イタリアのカクテル『ネグローニ』
今週の大阪カクテル万博は、イタリアのカクテル『ネグローニ』。
にがいのに、クセになる。
そんなふしぎな魅力をもつこのカクテルをご紹介します。
フィレンツェで生まれた、赤い一杯
この赤いカクテルが生まれたのは、1920年代のイタリア・フィレンツェ。
カフェ・カソーニという店で、カミッロ・ネグローニ伯爵が、
ふだん飲んでいたアメリカーノに「もっと強いのを」と頼んだのが始まりでした。
バーテンダーは、ソーダの代わりにジンを入れて提供。
それが評判を呼び、伯爵の名をとって「ネグローニ」と呼ばれるようになったのです。
💡 ネグローニの誕生秘話について詳しくは、こちらの記事をご覧ください:
『セックス・アンド・ザ・カクテル』カクテル ネグローニ
イタリアの情熱が詰まったレシピ
ネグローニに使われるリキュールは、カンパリとスイートベルモット。
どちらもイタリアを代表するお酒です。
つまりネグローニは、素材も、物語も、まるごとイタリアのカクテル。
まさに“イタリアの味”といえる一杯です。
BAR ALBA流・ネグローニのつくり方
BAR ALBAでは、このクラシックカクテルを
ほんの少しだけ現代的にアップデートしてご提供しています。
カンパリの代わりに使うのは、
フランス・ビガレ社のリキュール「キナキナ」。
苦味はやわらかく、香りは豊か。
ベルモットとの相性も良く、落ち着いた大人の味わいに仕上がります。

甘さとドライさの、ちょうどいいところ
さらに配合も独自の比率でお作りしています。
ジン30ml、キナキナ20ml、ベルモット10ml。
べたつかず、ドライすぎず、
甘さとキレのちょうど真ん中を狙ったバランスです。
クラシックだけど今っぽい。
BAR ALBAのネグローニは、そんな存在を目指しています。

ネグローニと、イタリアの伊達男
イタリアといえば、サングラスに白シャツ、胸元をちょっと開けた伊達男。
そんな彼がバールでネグローニをくいっと飲みながら、隣の女性にささやきます。
「このにがさは、恋とおなじさ。
最初はつらい。でも、あとをひくんだ。」
……と、言ったかと思えば、次の瞬間にはその女性にウインク。
さすが、イタリア男。
ネグローニよりも甘くて、ドライです。
赤い一杯で、ちょっと大人な夜を
今週のおすすめ。
BAR ALBAのネグローニを、ぜひ味わいにいらしてください。
