『日本に咲いたパラグアイの花』ラム マリアンヌ

1990年4月25日、

南米パラグアイの澄んだ青空の下、ひとりの女の子が生まれた。
 

幼少期から彼女の心には、日本への憧れが芽生えていた。

地元に住む多くの日本人移民たちが、日本文化の魅力を彼女に教え、彼女はその美しさに夢中になった。

浮世絵や茶道、桜の花びらが舞う光景を想像するたび、彼女の胸は高鳴った。

転機

やがて20歳を迎えた彼女に、人生の大きな転機が訪れた。

長年憧れ続けた日本へ行くチャンスが巡ってきたのだ。

喜びと期待を胸に、彼女は故郷を離れ、異国の地へと飛び立った。
 

日本の街並み、風習、そして人々の温かさは、彼女が夢見ていた以上のものであった。

出会い

日本に来て12年が過ぎた2022年、彼女は運命的な出会いを果たした。

それは、故郷パラグアイのラム酒だった。
 

その香りと味わいは、彼女に故郷の風景と共に、忘れかけていた情熱を思い起こさせた。

彼女は瞬く間に、その魅力に取りつかれた。

強い思い

そして、この素晴らしいラム酒を日本の人々にも知ってもらいたいという強い思いが芽生えた。

彼女は行動を起こした。
 

ビジネスをスタートさせ、パラグアイのラム酒を日本に広めるために奮闘した。

彼女の情熱と努力は実を結び、日本各地でパラグアイのラム酒は次第に人気を集めるようになった。

毎日を大好きな日本で過ごしながら、彼女は自身のルーツを大切にし、パラグアイという国の魅力を伝えるために活動を続けている。

彼女の目には、未来への希望と情熱が輝いている。

彼女の物語は、これからもつづいていく。

日本とパラグアイ、二つの国を繋ぐ架け橋として、彼女の旅はまだ始まったばかりだ。
 

彼女の名前は、オルガ。
 

パラグアイのマリアンヌ

オルガさんが、日本中走り回って広めているラムはこちら。

『マリアンネ・デ・パラグアイ』シリーズ
 

1、マリアンネ・デ・パラグアイ グラン・レゼルバ

2、マリアンネ・デ・パラグアイ スパイスド・ラム

3、マリアンネ・デ・パラグアイ カスク・ストレングス

4、ジュレス・ヴェルネ 

1、マリアンネ・デ・パラグアイ グラン・レゼルバ
 

グラン・レゼルバは、ほのかな甘みがあり、熟成による木の香りなどが楽しめるバランスの良い味わいでした。

バランスが良いという意味は、甘すぎるわけでなく、ドライすぎるわけではなく、ちょうどいい塩梅ということです。

『マリアンネ・デ・パラグアイ』とは、そのまんま『パラグアイのマリアンヌ』ということです。

マリアンヌとは、フランスのイメージキャラクターみたいな感じの女性のこと。

実在した人ではなく。

ニューヨークの自由の女神のモデルともいわれています。

自由の象徴としてフランスで愛されているキャラクター。

ドラクロワの描いた『民衆を導く自由の女神』が有名かな。
 

ボトルには、この絵を模したおっぱい丸出しでパラグアイの国旗を持った女性が描かれています。(自主規制シール付き)
 

グラン・レゼルバとは、グラン(Gran) が「大きい」「偉大な」を意味する形容詞で、ここでは「特別な」という意味で使われています。

レゼルバ(Reserva)は「保存」や「貯蔵」を意味し、アルコール飲料の場合は熟成期間を示します。

つまり、しっかりと熟成されたラムですよ。ということですね。

2、マリアンネ・デ・パラグアイ スパイスド・ラム
 

スパイスド・ラムとは、名前のとおり、いろいろなスパイスで味付けされたラムのことです。

スパイスド・ラムで有名なのは、キャプテン・モルガン。
 

バニラの香りが豊かな甘めのラムですね。

マリアンネ・デ・パラグアイ スパイスド・ラムは、キャプテンモルガンのようなバニラメインではなく、ほんとに『スパイスぅ~~~っ!』と言いたくなるようなスパイス感。

3、マリアンネ・デ・パラグアイ カスク・ストレングス
 

カスク・ストレングスとは、カスクが『樽(たる)』という意味で、ストレングスは『強さ』という意味。

樽の強さということです。

「は?」ですよね。
  

ラムってだいたいアルコール度数が40度くらいのものが多いです。

これって、木の樽に入れて寝かせているときのラムは度数が60度くらいで、瓶に入れる前に水を入れて40度くらいにしているんです。

つまり、カスク・ストレングスとは、樽の中の度数のまま。

水を入れてませんよ、ということです。

マリアンネ・デ・パラグアイ カスク・ストレングスは、度数が、54度あります。

「うわっ、きっつぅ!」と思いますよね?

でも飲んでみると、ぜんぜんきつさは感じないんです不思議と。

水が入っていないぶん、しっかりと濃厚な味、香りが楽しめます。

4、ジュレス・ヴェルネ
 

バーボンウイスキーの熟成に使っていた樽で熟成させたラム。

バーボンウイスキーの樽からの影響で、良いバニラの香りがします。

ジュレス・ヴェルネとは、フランス人『ジュール・ヴェルヌ』(1828年2月8日 – 1905年3月24日)のこと。
 

SF小説や冒険小説のパイオニアとして知られています。

彼の作品は多くの言語に翻訳され、世界中で読まれています。

代表作には『海底二万里(20,000 Leagues Under the Sea)』『八十日間世界一周(Around the World in Eighty Days)』『地底旅行(Journey to the Center of the Earth)』などがあります。
 

どうやって飲むの?
 

ストレートやロックで飲むのがおいしいですね。

ラムって、ロックにすると甘さがより楽しめるように味が変化します。

なので、僕はよくロックで飲んでいます。

ジュレス・ヴェルネは、ハイボールにしてもおいしかったです。
 

ラムもウイスキーみたいにハイボールでもおいしいんですよ。

飲んだことがない人は、ぜひ試してみてください。

スパイスド・ラムは、温かいカクテルの『ホット・バタード・ラム』というカクテルで使うとおいしかったです。

ホット・バタード・ラムとは、ラムをお湯で割ってバターを入れるカクテルです。

さぶい冬に体の中からポッカポッカあったまるカクテル。

お店によっては、このカクテルに使うバターを自家製のものをつくっているところがあります。

自家製と言っても、バターをいちから作るのではなく、バターを溶かして、そこにいろいろなスパイスや砂糖などを入れて、ホット・バタード・ラム用のバターをつくっているお店も有ります。

アルバでは、通常はダークラムをベースに、ホット・バタード・ラムをつくるのですが、このことを思い出して、マリアンネのスパイスド・ラムでつくってみたところ、ラムのスパイスの香りやバターなどが見事にマッチしたホット・バタード・ラムができました。

こちらも飲んだことがない方は、ぜひ一度お試しを。

ふつうに『ホット・バタード・ラム』とだけご注文いただいた時は、ダークラムでつくるので、スパイスド・ラム・バージョンを飲んでみたい場合は、「スパイスド・ラムで。」とおっしゃってください。

あと、ホット・バタード・ラムは、冬の間だけの提供になります。

バターを置いていないので。冬以外は。

温かい時期は、温かいカクテル注文されることがないし、バターは、ホット・バタード・ラムでしか使わないので。

スパイスド・ラムは、コーラで割ってもおいしかったです。

カスク・ストレングスは、ロックで飲むといいですよ。
 

とろり生チョコレートといっしょに飲んでみたら、これがめっちゃいい。

チョコのカカオ感とラムが引き立てあって。

ラムの季節がやってきた

暑い国のお酒は、やっぱ暑いときに飲むとよりおいしい。

ラテンなラムで夏を楽しみましょう。

マリアンネ・デ・パラグアイ 各¥1600

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