ひさしぶりにおいしいと思った。最近のアードベッグの中では。『アードベッグ アンソロジー 13年 ハーピーズ・テール』スコッチウイスキー
香りは、とうぜん煙だけど、
ふんわりと
甘い香りが煙のまわりを包んでいる。
飲んでみる。ストレートで。
とげとげしていない。
舌の上でびりびりしない。
まろやかさがある。めずらしく!最近のアードベッグの限定品たちとくらべると。
これが、13年熟成したからアルコールのかどが取れてきて、なのか、ソーテルヌの樽の影響なのかはわからないけど。
いいんじゃないですかこれ。
スコッチウイスキー
『アードベッグ アンソロジー 13年 ハーピーズ・テール』
(名前、長っ!)
毎年、5月下旬に出してくる限定ものとは別に、アンソロジー・シリーズというものが出るようです。
今回のハーピーズ・テールが1番目。
毎回、アードベッグ蒸溜所のある、スコットランドのアイラ島にひそんでいる幻獣をモチーフにするそうです。
※蒸溜所⇒ウイスキー工場
幻獣(げんじゅう)ってなに?妖怪ってことかな?わかりやすくいうと。
『ハーピー』とは、顔が女性で体が鳥みたいな妖怪。
ウイスキーの中身は
バーボンの熟成に使っていた樽で熟成させたアードベッグと、ソーテルヌワインの熟成に使っていた樽で熟成させたアードベッグをブレンドしたもの。
ソ-テルヌのワインって、フランスのすごく甘い白ワインのことです。
簡単に言うと。
先ほども書いたように、甘い香りはこの樽の影響でしょう。
限定品で熟成年数書かれているのってひさしぶりですね。
※トリーバン19年と25年は置いといて。
5月下旬に出る限定品は、若いアードベッグもブレンドしていると思うんです。
だから熟成した年数を書かない。
けど今回のハーピーズ・テールは13という熟成年数が書かれている。
とうぜん13年以下の若いものは入っていない。
良いですねやっぱり熟成させたウイスキー。
最近ウイスキーかいわいは、早く売りたいからか、若いものをブレンドして、年数を書かずに販売しているものが増えました。
まぁ、いろいろ事情も分かるし、それはそれでおいしいし、悪いとも思わないんですけど。
でもやっぱりなぁ。
寝かせたモノっていいなぁって思うんです。
とげとげしてない落ち着いた感じが。
飲み方はストレートかロックがおすすめ。
ハーピーズ・テールの特徴が分かりやすいかな?
特徴といっても、10年とくらべてすごいわかりやすい特徴というよりも、かすかなちがいです。
だからハイボールはもったいないと思います。
これをハイボールで飲むなら、10年かウィービースティー5年で良いと思いますよ。
ハーピーズ・テールは、ハイボールにすると、そんなに変わらないというか違いがわかりにくい。
だったら、10年かウィービースティー5年のほうが安くていいよね。