『どうした?ブッカーズ』バーボン ブッカーズ 2021
BOOKER’S
ブッカーズ
どうしたんでしょうか?ブッカーズ?
急に人気になったの?
生産量を減らしたの?
ほしい時に酒屋へ行けば定価、もしくはそれより安く手に入っていたのに。
3・4年くらい前からでしょうか?
急に酒屋で見かけなくなり、手に入れようと思ったら、輸入している(というかオーナー)サントリーから事前に案内をいただき予約しないと手に入らなくなりました。
もしくは、プレミアをうわのせした高い価格で売られているネットで買うか。
ブッカーズって知ってますか?
アメリカのバーボンウイスキーです。
バーボン・ジムビームをつくっている、ジムビーム蒸溜所。
※蒸溜所⇒ウイスキー工場
そのジムビーム蒸溜所でつくられています。
1988年、蒸溜所所長6代目の「ブッカー・ノウ」が、自分の名前をつけて発売しだしたバーボン。
ブッカーズの特徴
①6年から8年熟成
ウイスキーを熟成させている倉庫。
その倉庫にあるたくさんの樽の中で、6年から8年くらい熟成された樽から、おいしくなったものだけを選び、ボトルにつめる。
発売されるごとに、熟成させている年数がちがいます。
2021年バージョンは、6年11か月熟成。
②加水しない。
ウイスキーは樽に入れる時の度数は、60度以上。
熟成が終わり、ボトルに入れる前に水を加えて、40度くらいに調整します。
ブッカーズは、水をくわえないので、アルコール度数が樽の中での度数そのまま。
ボトルごとに少し度数がちがいます。
2021年の今回のボトルは、62.65度。
なぜ、ボトルごとに違うかというと、ウイスキーは樽ごとで少し度数が変わるからです。
ふたつ樽があるとします。
その二つの樽は同じ大きさ、同じ木から作られています。
そのふたつに同じウイスキーを同じ量そそぎ、ならべて6年熟成させたとします。
6年たった後、度数がちがうのです。
大きくちがうということはないそうです。
60度と50度になっていた。というような。
不思議ですね。
人間の双子でもだんだんちがってくるのと、同じようなものでしょうか?
③ボトルに詰める前に、冷却ろ過をしない。
冷却ろ過とは、ウイスキーをいったん冷やしてからろ過すること。
なぜそんなことをするかというと、ウイスキーの温度が0度以下になると白濁するものがでてきます。
それを取りのぞくのです。
その白濁するものは飲んでもいいものですが、消費者からしたら見た目で嫌がられるということで、冷却ろ過をして取りのぞきます。
樽に入っているそのままのおいしさを味わってほしい。
なにかを取りのぞいてしまうと、それは樽の中のウイスキーと同じではない。
その白濁する成分も味や香りの一部だ。
ということで、冷却ろ過をしていないのです。
ちなみに、ブッカーズ以外にも冷却ろ過をしていないウイスキーはあります。
英語で冷却ろ過を「チル・フィルター」といい、冷却ろ過をしていないものには、「ノン・チル・フィルーター」と表記されています。
味わいは
香り高い。
濃い味わいのバーボンです。
ギュッと凝縮したような。
度数が高いのでビリビリっときますよ。
好きなかたはそのままストレートで楽しんでください。
そうでない方は、ロックで飲むのがおすすめです。
氷をとかしながらブッカーズの味の変化をお楽しみください。
ビニシー巡りから、うってかわって大人のバーへ
このギャップが相手の心をつかむ‼
毎週、お酒やカクテルをわかりやすく解説しています。
ぜひ、BAR ALBAのブログをご覧ください。
そして、ぜひBAR ALBAへお越しください。
天満とは思えない落ち着いた雰囲気の中で味わうブッカーズ。
ガツンとパンチのある夜をおすごしください。