「うわあっ!これはアードベッグのサーカスやぁ!」アードベッグ・スペクタキュラー
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なにかをつたえるとき、
こと細かく言いたいバーテンダーです。こんにちは。
アードベッグ・デーというものがありまして。
何かと言うと…
アードベッグとは、スコッチウイスキーです。
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とても個性的な香りがするウイスキーです。
どう個性的かというと、まるで正露丸のような煙というか、燻製、消毒薬みたいな香りです。
そのウイスキーをつくっている工場が、スコットランドのアイラ島というところにあります。
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そのアイラ島には、いくつかのウイスキー工場があり、多くがアードベッグのような個性的なウイスキーをつくっています。
個性が強いので、好き嫌いがわかれるタイプのウイスキーです。
でも好きになると熱烈なファンになる方が多いですね。
このアイラ島では年に一度、5月最終週から6月第1週にかけて、ウイスキーと音楽のお祭り「アイラ・フェスティバル」が開催されます。
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期間中、日替わりで各工場の「オープン・デー」が開催されて、熱心なファンが訪れます。
「オープン・デー」の最終日を飾るのがアードベッグ。
この日を「アードベッグ・デー」として、アイラ島に集まるアードベッグファンのみならず、世界中のアードベッグファンと一緒にお祝いする日としています。
そして、そのアードベッグ・デーに合わせて毎年限定のアードベッグが出されます。
2024年の限定アードベッグが『スペクタキュラー』という名前のアードベッグ。
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一大スペクタクル
スペクタキュラー(SPECTACULAR)とは、「すばらしい」とか「はなばなしい」とかいう意味ですね。
スペクタクルの形容詞系。
上のイラストにも『WELCOME TO A SPECTACLE OF FLAVOURS』と書かれていますね、。
上のイラストに、アードベッグのマスコット犬『ショーティー』が、樽の上で落ちないようにバランスを取りながらさかだちしています。
まるでサーカスのように。
今回のアードベッグ・スペクタキュラーは、香りのバランスが特徴というのを表現したネーミングなのでしょう。
ポートワインの樽
ポートワインという、ポルトガルでつくられているワイン。
このワインの熟成に使っていた樽で、アードベッグを熟成させたものと、通常通りバーボンウイスキーの熟成に使っていた樽で熟成させたアードベッグをブレンド。
それぞれ、どれくらいの期間寝かせていたのか?とか、バーボン樽とポートワイン樽が、どれくらいの割合でブレンドされているとかの情報はありません。
ウイスキー好きの人間からすると、そういうところを知りたいのですけどね。
ここで販売元の味の紹介文をご覧ください。
‟2024年の限定ボトルは、「アードベッグ スペクタキュラー」。アードベギャンすら予想できなかった、未知のフレーバーが広がります。
バーボン樽で熟成されたアードベッグならではのピーティーでスモーキーなウイスキーに、アードベッグ史上初のポートワイン樽熟成によるダークでスイートなウイスキーをヴァッティング。
華麗なスピンを見せる色合いで、ダークチョコレート、ミント、砂糖漬けのフルーツやスモークしたピーカンナッツの風味が空中ブランコさながらに宙を舞います。
この常識にとらわれないディープでダークなフレーバーの饗宴は、まさにピートが主演の「ダークサーカス」。
センセーショナルな味わいのパレードを幕開けに、みなさまをスペクタクルな「ダークサーカス」ショーの世界へご招待いたします!”
………………………?
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飲んでみました。
ストレートで飲んでみました。
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販売元の紹介文に「ポートワイン樽熟成によるダークでスイートなウイスキー」とありましたが、色あいは、アードベッグ10年くらい薄い色あいでした。
ポートワイン樽のウイスキーはそんなに入っていないのかな?
香りは、しっかりスモーキー。アードベッグらしい。
スモーキーさといっしょに、ほのかに甘い香りがあるかな?という感じ。
ひとくち飲んでみると、舌の上に甘みが広がりました。
で、くちいっぱいにスモーキーな香りが広がりました。
たしかに、ミントのような清涼感がりますね。
個人的には、もうちょっとわかりやすいくらいにポートワイン樽のアードベッグ入れてほしかったなぁ、という感想です。
レディース アンド ジェントルマン
天満のシルクドソレイユ、バー・アルバで、アードベッグ・スペクタキュラーを開演ならぬ、開栓します。
どなた様も最後の最後の一滴までお楽しみください。
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